Micro Hovercraft Laboratory



製作その4



4 操縦装置・リンケージ  操縦関係の図面はこちら → MHL-08.pdf

4.1操縦桿・リンケージ
 操縦桿(?)はイレクターというパイプ構造部材を組み合わせてつくったフレームに取り付けてあります。(図面参照) このイレクターは寸法を自由に設定でき、丈夫で軽量なので重宝しています。ラダー方式の時はラダーの取り付けフレームにも使用しました。(Ver.2.0以前の機体参照)
 リンケージに使ったワイヤーは自転車のブレーキワイヤーです。アウターワイヤーを受けている金具はアルミのL型アングル材を切断して自転車用のアジャスターを取り付けてあります。
 
 操縦桿はワイヤーのほかにスロットルレバーとキルスイッチを備えて全てこれで操縦できるようになっています。

推進ユニットと旋回させるためのワイヤーの取
り回し状態です。
アウターの色は機体と同色にしておしゃれにし
てみました。
 スロットルレバーのワイヤーは市販のもので
は短いので長くしてあります。
 ともに自転車のパーツを利用して製作しまし
た。

5 スカート  スカート関係の図面はこちら → MHL-09.pdf

5.1スカート製作手順
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1.t0.15oの透明ビニールクロスを2枚重ねにして油性ペンで形状を描きます。
2.空気の通り穴部に補強のため糸入り透明テープを張り付けます。
3.サークルカッターで切りぬきます。
4.外形状に沿って専用のコテで上下2枚を熱溶着します。アルミ板でアールガイドを作ってあります。
5.熱溶着したら外形を切り取ります。
6.ひっくり返して空気穴の補強テープを張っていない側の内部を切り取ります。
7.出来上がったスカート全体を裏返します。
8.機体に補強テープで隙間なく張り付けた後にタッカーで取付けます。
 装着後に裏面に押え板とサイドプレート(低発泡塩ビ板または薄べニア板)を全周に取り付けて完成です。
 ビニール製の浮き輪と同じような構造ですが、意外と耐久性があります。総重量100kg近くの重さがあるため、こすれてすぐに破けてしまいそうですが、アスファルト面で走行する限りは表面に少しキズが付く程度です。やはり空気の層で浮いているのだなと実感しました。
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6 運搬・収納

6.1ドリー(台車)
エアが抜けた状態で引きずって移動するとスカートがこすれて破けてしまいます。そのため移動用のドリーを製作しました。車に収容する際にも楽にできまる便利モノです。イレクターパイプで製作しました。大きいほうの車輪は子供用自転車の補助輪です。
(トップページの動画に出てきます。サンダーバードみたいでカッコいいです!!) 機体は荷造りベルトで固定し、その状態で転がしたり片側を持ち上げて移動します。

ドリーの図面 → MHL-10.pdf

6.2車載用台
弐号機と参号機を同時に輸送するために車内で上下2段重ねにするための台を製作しました。
ドリーと同様にイレクターパイプです。工夫したポイントは分解してコンパクトにできることです。

     2段で車載した様子です
(この場合ドリーに載せません。上がつかえます)

台はこんな感じで弐号機の上に載ります

分解するとこのようになります
6.3駐機場所
機体が増えて(合計4台)置き場所に困るようになりました。そのため立体的に収納できるような棚を作りました。ホームセンターで材料を購入し、手持ちの棚板受けを使ったりしたので、費用は合計3,000円程度です。機体が軽いので上の段でも1人で載せることができます。
今までは天井から吊るしていたりしたので、これで頭をぶつけることは無くなりました。これで手前側に作業スペースが確保できました。
しかしこれ以上は収納できそうもないので、新たな機体を造るのは躊躇してしまいます。

           

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